角質が厚いと臭いの原因になる理由
バリバリになった足の角質が気になりませんか?それは足の臭いの原因なのです。
角質層は皮膚であれば必ずあるのですがなぜ足の角質だけが硬くなるのでしょうか?
自分は人とは違うのかな?
と心配になる必要はありません。
足の角質層は場所、構造上硬くなりやすい性質なのです。
皮膚が固くなるメカニズム
皮膚は3つの層に分かれてできています。表皮、真皮、皮下組織です。表皮は真皮、皮下組織を守るためのものですが、古くなった表皮が角質層で本来なら古くなった角質層は剥がれ落ちて垢となります。このように角質層が古いものから新しいものに生まれ変わることをターンオーバーと言いますが、古い角質層がうまく剥がれ落ちていかないと角質層がどんどん硬くなっていくのです。
皮膚は角質層があり顔などで大体7〜8層ぐらいと言われています。それが外部から刺激を受けやすい足の裏ともなると150層ぐらいになります。それぞれのそうですが刺激を受けて硬くなっていくため踵などはカチカチになる場合があります。
本来なら古い角質層は剥がれ落ちて垢となるので一部分だけが硬くなることはありません。このことをターンオーバーと言いますがターンオーバーを邪魔しているのは乾燥です。
ちょっと待って?!足裏は最も汗を掻く部分と説明したのになぜ乾燥するの?と疑問を持つかもしれませんが、汗でびっしょりと皮膚の乾燥は異なります。
皮膚が乾燥しない理由は皮脂が分泌されているからで汗を掻いているからではありません。皮脂とは書いて字のごとく皮脂腺から分泌される脂肪酸の一種です。
本来皮脂は毛穴から分泌されて汗と一緒に皮膚表面を覆うことで肌に潤いあたえる役割を果たしています。加えて皮膚を弱酸性に保つことで雑菌が繁殖するのを防いでくれています。しかし残念なことに皮脂腺は足裏と掌にはありません。そのため足裏は汗は掻くのに皮膚を潤す皮脂腺が無い為に乾燥しやすいのです。
もともと皮膚は乾燥すると硬くなる性質があります。乾燥を防ぐために皮脂腺があるのですが、足の裏、特に踵は皮脂腺が少ないために乾燥し易いのです。
乾燥状態に比べて靴などで圧迫されて強い刺激を受け続けると角質はどんどん硬くなっていきます。ふだん履く靴は足にあったものを選ばないとせっかく除去した角質もまた厚くなってきます。
足の臭いの原因になるのは雑菌が繁殖するからですが厚くなってひび割れた角質をそのままにしておくと古くなった角質がどんどん剥がれ落ちて雑菌の餌になっていきます。
さらに靴を履いている日中は蒸れて高温多湿の状態です。
雑菌の温床とも言える高温多湿と豊富な餌でどんどん繁殖した結果、あの嫌な臭いが発生します。
正しい角質ケアの実践
ハサミやカミソリで削る
強い刺激を受けた肌は刺激から守ろうとするためにさらに角質が固くなることがあります。
濡れた状態で角質を削る
入浴中に行うと角質が柔らかくなっているので削りやすいのでこれを行う人がいますが柔らかくなった角質を削ると必要のない角質まで削ってしまうことになるので危険です。かかとを削るファイルを紹介しているページには入浴中に足を蒸らしてから削ってくださいと紹介しているものもありますがあまりおススメできません。
軽石
一度は見かけたことがあると思いますが軽石は石の中に細かな気泡がありここに削った角質や汚れなどがたまり雑菌が繁殖する場合があります。削ったあとは皮膚が傷ついておりここから雑菌が入り込むことがあるので軽石を使うのは避けましょう。
かかとファイル(やすり)
価格 1500円ぐらい
>>ドクターショール ツインヘッドかかとファイル<<
電動リムーバー